秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
予告が終わり本編が始まるがドキドキがおさまらない。
でもいざ始まると流石話題のミステリー作家だけのことはある。
のめり込むように映画に見入ってしまった。
途中、無意識にポップコーンを取ろうとした時に手が当たりビックリした。
1人で来たつもりでいた。
誰かと映画を観るなんてここ数年なかったから、課長のことすっかり忘れていた…。
誰と来たのかさえ忘れてのめり込むなんて…だから私は恋愛に向いてないのよ。
自己嫌悪に陥りつつもまたのめり込んでしまった。
シアターが明るくなる。
あー、めちゃくちゃ面白かった。
ふと横を見て、隣にいる課長を見て驚いた。
あ、また忘れてた…。
「面白かったな。」
「本当に。凄く面白かったですね。」
課長はトレイを持ち立ち上がった。
私もつられて立ち上がる。
課長はスタッフのところへトレイを返しに行ってくれた。
「ありがとうございます。」
「いや。」
私は駅へ向かおうと足を進めると課長が後ろから声をかけてきた。
「このあとも予定ないんだよな?」
「まぁ…そうですが。」
「なら買い物に付き合え。」
「はぁ。」
「嫌か?」
「いえ、そういう訳では。」
「じゃ、行こう。」
「はい。」
でもいざ始まると流石話題のミステリー作家だけのことはある。
のめり込むように映画に見入ってしまった。
途中、無意識にポップコーンを取ろうとした時に手が当たりビックリした。
1人で来たつもりでいた。
誰かと映画を観るなんてここ数年なかったから、課長のことすっかり忘れていた…。
誰と来たのかさえ忘れてのめり込むなんて…だから私は恋愛に向いてないのよ。
自己嫌悪に陥りつつもまたのめり込んでしまった。
シアターが明るくなる。
あー、めちゃくちゃ面白かった。
ふと横を見て、隣にいる課長を見て驚いた。
あ、また忘れてた…。
「面白かったな。」
「本当に。凄く面白かったですね。」
課長はトレイを持ち立ち上がった。
私もつられて立ち上がる。
課長はスタッフのところへトレイを返しに行ってくれた。
「ありがとうございます。」
「いや。」
私は駅へ向かおうと足を進めると課長が後ろから声をかけてきた。
「このあとも予定ないんだよな?」
「まぁ…そうですが。」
「なら買い物に付き合え。」
「はぁ。」
「嫌か?」
「いえ、そういう訳では。」
「じゃ、行こう。」
「はい。」