秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
こんなおしゃれなお店でもぶれることなく頼んだビール。
でもグラスがおしゃれ。
「かんぱーい。」
「乾杯!うっひぁー、美味い。仕事の後だから尚美味いわ!」
「お疲れさまです。」
「お疲れ!」
マリネが運ばれてきたが、取り分けようとすると橋本くんがさっと分けてくれる。
「おっ、ポイント高いんじゃない?男の人でさりげなく取り分けしてくれるってさ。」
「マジか?じゃ、そうするわ。」
「うん、うん。」
「ってゆうか杉原はどうなの?結婚とかしないの?」
「聞いちゃう?それ。私はお一人様まっしぐらだけど。彼氏もいないし、結婚しなくていいかなーって。強がりじゃないよ。今楽しいし、このまま定年まで会社で雇ってくれたら文句はないかな。」
「マジか。じゃ、俺たちずっと一緒じゃん。入社から定年退職まで…40年くらい?」
「うわぁ。そっか。でもすでに8年目?あっという間だね。」
「そうだな。」
「やっぱ同期はいいよね。でも女の子は半数くらいになっちゃったけど。男の人はほぼ辞めないから羨ましいよ。」
「杉原となら性別関係ないけどさ。」
「そぉ?ま、営業に配属されたのも同時だしねー。」
「だな。でもさ、オレら成長したよな。2人して落ち込んで夜中まで仕事してた頃が懐かしいよ。書架で泣いてたこともあったよな。」
「うん、うん。それが私はお局みたいになっちゃってさ。その頃の初々しさがなくなっちゃったよ。」
「女はすぐお局とか言われちゃうからな。男は普通に定年まで働くのが当たり前なのにさ。」
「そうなのよね。でも今は美花ちゃんも春子ちゃんもいい子だからそういうのないし、ありがたいよ。でもさ、いい子だからこそ誰かいい人に見そめられて結婚退職しちゃうんだろうなぁ。」
「やっぱ結婚したいんじゃない?杉原も。」
「うーん…無理にしたくはないけど、しなくてもいいやとはならないのかもね。自然に任せて、かな。ま、1人に慣れてるからこのままでもいいかなっていう感じなんだけどさ。」
「じゃ、オレと一生メシ友だな。」
「そうだね。橋本くんは結婚するの?もしするなら奥さんに悪いからメシ友やめるからね。」
「その時はいうよ。」
でもグラスがおしゃれ。
「かんぱーい。」
「乾杯!うっひぁー、美味い。仕事の後だから尚美味いわ!」
「お疲れさまです。」
「お疲れ!」
マリネが運ばれてきたが、取り分けようとすると橋本くんがさっと分けてくれる。
「おっ、ポイント高いんじゃない?男の人でさりげなく取り分けしてくれるってさ。」
「マジか?じゃ、そうするわ。」
「うん、うん。」
「ってゆうか杉原はどうなの?結婚とかしないの?」
「聞いちゃう?それ。私はお一人様まっしぐらだけど。彼氏もいないし、結婚しなくていいかなーって。強がりじゃないよ。今楽しいし、このまま定年まで会社で雇ってくれたら文句はないかな。」
「マジか。じゃ、俺たちずっと一緒じゃん。入社から定年退職まで…40年くらい?」
「うわぁ。そっか。でもすでに8年目?あっという間だね。」
「そうだな。」
「やっぱ同期はいいよね。でも女の子は半数くらいになっちゃったけど。男の人はほぼ辞めないから羨ましいよ。」
「杉原となら性別関係ないけどさ。」
「そぉ?ま、営業に配属されたのも同時だしねー。」
「だな。でもさ、オレら成長したよな。2人して落ち込んで夜中まで仕事してた頃が懐かしいよ。書架で泣いてたこともあったよな。」
「うん、うん。それが私はお局みたいになっちゃってさ。その頃の初々しさがなくなっちゃったよ。」
「女はすぐお局とか言われちゃうからな。男は普通に定年まで働くのが当たり前なのにさ。」
「そうなのよね。でも今は美花ちゃんも春子ちゃんもいい子だからそういうのないし、ありがたいよ。でもさ、いい子だからこそ誰かいい人に見そめられて結婚退職しちゃうんだろうなぁ。」
「やっぱ結婚したいんじゃない?杉原も。」
「うーん…無理にしたくはないけど、しなくてもいいやとはならないのかもね。自然に任せて、かな。ま、1人に慣れてるからこのままでもいいかなっていう感じなんだけどさ。」
「じゃ、オレと一生メシ友だな。」
「そうだね。橋本くんは結婚するの?もしするなら奥さんに悪いからメシ友やめるからね。」
「その時はいうよ。」