秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
私は着信を見てびっくりした。
慌てた瞬間、通話をスライドしてしまった。
あっ…
『もしもし。真帆?』
『こんにちは。課長、どうされました?』
『買い物行く約束だろ。今から行かないか?その後夕飯にでも、と思って。』
『……買い物?約束??あれ?間違ってませんか?』
『真帆が俺を連れて行ってやると言ったんだが、連絡がないからこっちからしてみたよ。』
『えー?そんなこと言いましたか?申し訳ありません。忘れてください。すみませんでした。失礼します。』
『おい待て!切るな。まだ話が終わってない!』
切ろうとするのが分かったのか電話の向こうから慌てた声が聞こえる。
『俺も買い物に行く気になったから行かないか?』
『今ともくんちにいるんです。だから…今日は無理です。』
『迎えに行くよ。何時でもいい。』
『え?!そんな…。』
『遠慮はいらない。じゃ、また連絡してくれ。』
今度は一方的に電話を切られてしまった。
慌てた瞬間、通話をスライドしてしまった。
あっ…
『もしもし。真帆?』
『こんにちは。課長、どうされました?』
『買い物行く約束だろ。今から行かないか?その後夕飯にでも、と思って。』
『……買い物?約束??あれ?間違ってませんか?』
『真帆が俺を連れて行ってやると言ったんだが、連絡がないからこっちからしてみたよ。』
『えー?そんなこと言いましたか?申し訳ありません。忘れてください。すみませんでした。失礼します。』
『おい待て!切るな。まだ話が終わってない!』
切ろうとするのが分かったのか電話の向こうから慌てた声が聞こえる。
『俺も買い物に行く気になったから行かないか?』
『今ともくんちにいるんです。だから…今日は無理です。』
『迎えに行くよ。何時でもいい。』
『え?!そんな…。』
『遠慮はいらない。じゃ、また連絡してくれ。』
今度は一方的に電話を切られてしまった。