秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
起きたともくんと3人でアイスを食べ、千佳に促されて課長にメールをした。
『5時過ぎに帰ろうかと思います。』と。
迎えをお願いしますなんて言えず、なんて入れたらいいか分からずにこんな言い方になってしまった。
するとすぐに返信がきた。
『住所は?』
『神保町です。駅に近いので駅に向かいます。』
『駅のロータリーがわからないから返って家か近くのスーパーとか指定してくれると助かる。30分もあれば着く。』
『じゃ、私もよくわからないのでマンションにお願いします。住所はーーーです。』
『着いたら連絡するな。』
『気をつけて。』
はぁ〜緊張した。
メールのやり取りだけでも疲れた。
千佳は隣で目を輝かせながら私がメールをするのを見ていた。
「マンションの前まで来るんでしょ?見に行ってもいい?」
「えー。」
「私が課長さんがどう思ってるのか見てあげるよ。」
「千佳ぁ…。」
「ま、いいじゃない。ここまで来るのに顔出さないのもおかしくない?」
「う…うん。」
「変なこと言わないから。」
「うん。」
課長が迎えに来ると思うと気もそぞろになってしまうが、ともくんが手を繋いでブロックのところに連れて行くので嬉しくてまた2人で遊び始めた。
『5時過ぎに帰ろうかと思います。』と。
迎えをお願いしますなんて言えず、なんて入れたらいいか分からずにこんな言い方になってしまった。
するとすぐに返信がきた。
『住所は?』
『神保町です。駅に近いので駅に向かいます。』
『駅のロータリーがわからないから返って家か近くのスーパーとか指定してくれると助かる。30分もあれば着く。』
『じゃ、私もよくわからないのでマンションにお願いします。住所はーーーです。』
『着いたら連絡するな。』
『気をつけて。』
はぁ〜緊張した。
メールのやり取りだけでも疲れた。
千佳は隣で目を輝かせながら私がメールをするのを見ていた。
「マンションの前まで来るんでしょ?見に行ってもいい?」
「えー。」
「私が課長さんがどう思ってるのか見てあげるよ。」
「千佳ぁ…。」
「ま、いいじゃない。ここまで来るのに顔出さないのもおかしくない?」
「う…うん。」
「変なこと言わないから。」
「うん。」
課長が迎えに来ると思うと気もそぞろになってしまうが、ともくんが手を繋いでブロックのところに連れて行くので嬉しくてまた2人で遊び始めた。