秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
私は大好きなモンブランのケーキか夏限定の桃のパフェにしようか悩んだが限定のものに弱くパフェにした。これとアールグレイのアイスティ。
雅臣さんはチーズタルトにアイスコーヒー。
注文が来るのを待っているとスマホが鳴った。
あれ?珍しいな。
見ようか悩んでいると雅臣さんが「出たらいいよ」と言ってくれる。
見ると橋本くんからだった。
入り口へ行き通話ボタンを押すと元気な声が聞こえてきた。
『杉原、元気か?何してる?』
『元気だよ。橋本くんも元気そうだね。』
『夏休み出かけないって言ってたから遊ばないかと思ってさ。どう?明日とか遊園地にでも行って絶叫しない?』
『絶叫?!無理だよ。無理、無理。』
『じゃ、のんびり水族館とか映画は?』
『うーん…そうだなぁ。』
私がどうしようか悩んでいると雅臣さんが近くまで来て「真帆、きたよ。」と言う。
電話の向こうでも声が聞こえたみたいで、
『ごめん、出先なの?誰といるの?』
『えっと…友達といるの。ごめんね、今出先だから明日は無理かな。じゃ、呼ばれたから行くね。ごめんね。』
『あ、おい…』
切る間際に声が聞こえた気がするが注文したものが届いたようだし、明日は無理っていったからいっか。
私は席へ戻った。
「誰から?」
「橋本くんです。暇だろうから遊んでくれるって。でも明日いきなりは無理だからお断りしました。」
「明日じゃなければ行くの?」
「うーん。橋本くんとはよくご飯に行ったり飲みに行ったりしてて仲がいいんです。同期だし話しやすくて。だからどうかな。予定が合えば、かな。でも絶叫系に行こうなんて言ってたからお断りするかな。」
「そう言うことじゃなくてさ。」
「え?」
「橋本のことどう思ってるの?」
「ん?ですから仲良しですよ。同期だしずっと一緒の課で働いてますしね。」
「そうか。」
「このパフェ贅沢ですね。桃がこんなに入ってますよ。おいしーい。これにして正解でした。雅臣さんも食べてみます?」
「いやいい。……いや、やっぱり一口くれ。」
「いいですよ〜。はいどうぞ。」
私はスプーンに桃とアイスをのせてあげ、手渡そうとすると受け取らずに口を開けていた。
「え?」
「真帆溶ける。早く!」
「はい…」
私は雅臣さんの口に入れてあげるが、一気に脈が速くなるのを感じた。
雅臣さんはチーズタルトにアイスコーヒー。
注文が来るのを待っているとスマホが鳴った。
あれ?珍しいな。
見ようか悩んでいると雅臣さんが「出たらいいよ」と言ってくれる。
見ると橋本くんからだった。
入り口へ行き通話ボタンを押すと元気な声が聞こえてきた。
『杉原、元気か?何してる?』
『元気だよ。橋本くんも元気そうだね。』
『夏休み出かけないって言ってたから遊ばないかと思ってさ。どう?明日とか遊園地にでも行って絶叫しない?』
『絶叫?!無理だよ。無理、無理。』
『じゃ、のんびり水族館とか映画は?』
『うーん…そうだなぁ。』
私がどうしようか悩んでいると雅臣さんが近くまで来て「真帆、きたよ。」と言う。
電話の向こうでも声が聞こえたみたいで、
『ごめん、出先なの?誰といるの?』
『えっと…友達といるの。ごめんね、今出先だから明日は無理かな。じゃ、呼ばれたから行くね。ごめんね。』
『あ、おい…』
切る間際に声が聞こえた気がするが注文したものが届いたようだし、明日は無理っていったからいっか。
私は席へ戻った。
「誰から?」
「橋本くんです。暇だろうから遊んでくれるって。でも明日いきなりは無理だからお断りしました。」
「明日じゃなければ行くの?」
「うーん。橋本くんとはよくご飯に行ったり飲みに行ったりしてて仲がいいんです。同期だし話しやすくて。だからどうかな。予定が合えば、かな。でも絶叫系に行こうなんて言ってたからお断りするかな。」
「そう言うことじゃなくてさ。」
「え?」
「橋本のことどう思ってるの?」
「ん?ですから仲良しですよ。同期だしずっと一緒の課で働いてますしね。」
「そうか。」
「このパフェ贅沢ですね。桃がこんなに入ってますよ。おいしーい。これにして正解でした。雅臣さんも食べてみます?」
「いやいい。……いや、やっぱり一口くれ。」
「いいですよ〜。はいどうぞ。」
私はスプーンに桃とアイスをのせてあげ、手渡そうとすると受け取らずに口を開けていた。
「え?」
「真帆溶ける。早く!」
「はい…」
私は雅臣さんの口に入れてあげるが、一気に脈が速くなるのを感じた。