秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
そして足を開かされ雅臣さんは更に入り込んできた。
舌で刺激され私のお腹の奥底が疼き始める。
雅臣さんの指も休むことなく私を翻弄する。

「雅臣さん。もうダメ…。」

私は手を伸ばし、雅臣さんを求めるとまた抱き寄せてくれる。

「真帆とつながっていい?」

うん…私は頷く。

グッと入り込んでくる雅臣さんを感じる…
突き上げられるような感覚。
雅臣さんの汗ばむ肌に私もしがみついた。
雅臣さんの苦しい顔に胸が熱くなる。
どれだけ繋がっていたのだろう。
何度も打ち寄せる波に私は意識が朦朧として、気がつくと雅臣さんの腕の中で眠っていた。

目を開けると雅臣さんが私の頭を撫でながら見つめていた。

「真帆。辛かった?ごめんな。我慢できなかった。優しくできなかった。」

「優しかったです…。」

「そうか?よかった。」
チュッとまた私にキスを降らせる雅臣さん。

「シャワー浴びますか?私たち出かけたのにシャワーも浴びてないですよね。昼間汗かいたから…その…匂いが気になって。」

「真帆は臭くない。優しい匂いだよ。でも一緒に浴びよう。洗ってあげるよ。」

「えぇ?!一緒に?」

「あぁ。」

「無理です。一緒に入ったことないです。」

「無理させたから洗わせてよ。」

私は有無を言わさず抱き上げられバスルームへ連れていかれた。

頭の先から足まで雅臣さんに洗ってもらい真っ赤になった私を可愛いといい甘やかしてくる雅臣さん。
私が洗い終わりバスタブに浸かっていると雅臣さんも洗い始める。
引き締まった身体をつい見つめてしまうと、それに気がついた雅臣さんに、
「触れていいよ。」
と言われてしまう。
見惚れていた自分が恥ずかしくなる。 
洗い終わった雅臣さんは狭いバスタブに一緒に入り込んできた。
雅臣さんの膝の上に私は乗せられ、後ろから抱きしめられている。

「重いからもう出ます…。」

「重くない。」

そんなことはないはず。
私は決して痩せてる方ではないもの。
立ち上がろうとするが雅臣さんに抱きしめられて動けない。
抱きしめられたその手は胸を触り始め悪戯し始める。
後ろからうなじを舐められビクンとする。
お尻には硬いものが触れているが…もしかして…

「真帆、出ようか。」

私はバスタオルのあるところを教えると取ってきてくれ拭いてくれる。
恥ずかしいのに自分でやらせてくれない。
私は拭いてもらいながら、お返しに雅臣さんの頭を拭いてあげ、拭きっこした。
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