社長じゃなくて、君の夫になってもいいですか? 〜社長、嫌いになってもいいですか?シリーズ 第2章〜
終電で帰る前提で、コンビニのお酒で公園で話す。
これが、僕の気持ちの中で出した妥協点。
彼女ともう少し一緒にいたいという気持ちと、彼女を僕から離さなければという、二つの気持ちに折り合いをつけるための提案だったが、1杯100円のレモンサワーで乾杯をし、星空を見るという二次会の形に、彼女はとても満足そうにしていた。
結果的に終電を見逃すということにはなったが、その分色々なことを彼女は教えてくれた。
僕もまた、彼女と出会う前のことをつい話してしまう。
もっと、こんな風に話せば良かった、と後悔するよりも、この時を最後に過ごせたことの方が良かったと、思うようにした。
ふと、こんなことを思ってしまった。
雨音は、僕の会社に来て楽しいと思ってくれたのだろうか。
楽しいと思ったのは、僕だけではなかったのだろうか。
普段なら隠していた気持ちだったが、今日は素直に聞くことができた。
すると、彼女は急に泣き出した。
これが、僕の気持ちの中で出した妥協点。
彼女ともう少し一緒にいたいという気持ちと、彼女を僕から離さなければという、二つの気持ちに折り合いをつけるための提案だったが、1杯100円のレモンサワーで乾杯をし、星空を見るという二次会の形に、彼女はとても満足そうにしていた。
結果的に終電を見逃すということにはなったが、その分色々なことを彼女は教えてくれた。
僕もまた、彼女と出会う前のことをつい話してしまう。
もっと、こんな風に話せば良かった、と後悔するよりも、この時を最後に過ごせたことの方が良かったと、思うようにした。
ふと、こんなことを思ってしまった。
雨音は、僕の会社に来て楽しいと思ってくれたのだろうか。
楽しいと思ったのは、僕だけではなかったのだろうか。
普段なら隠していた気持ちだったが、今日は素直に聞くことができた。
すると、彼女は急に泣き出した。