イケメン御曹司の甘い魔法
----翌日のお昼休み----
藤堂さんと会う約束をしてしまったので、何かお礼を買うことにした。
いろいろ悩んだが、藤堂さんはコーヒーを良く飲むことを思い出した。
「そうだ。コーヒーカップにしよう!」
陶器売り場で、いろいろ迷っていたが、大人っぽい藍色の信楽焼のカップを見つけた。
藍色の濃い所と薄いところが、縦のストライプになっている所が気に入った。
(---藤堂さん、このカップ気に入ってくれると嬉しいな---)
好きな男性にプレゼントを選んだのは初めてだ。
思っていた以上に心が弾む。
こんなにもワクワクしている自分が恐いくらいだ。
藤堂さんは、今日は一日外出の予定らしい。
出先から直接帰る予定になっている。
17時を少しまわった時、藤堂さんからメッセージが来た。