イケメン御曹司の甘い魔法
「芽衣、もし芽衣が良かったら、明日は俺の幼馴染と従兄妹達でバーベキューするんだけど、芽衣も一緒に行かない?」
優斗さんの幼馴染や従兄妹の方々にお会いしたい気持ちはあるけれど、私なんかが行っても良いのかと不安になる。
「私が行っても、ご迷惑では無いですか?」
「迷惑な訳が無いだろ。芽衣は周りに気を使い過ぎだよ。もっとずうずうしくて良いんだよ。」
優斗さんは、私の額をコツンと叩きながら、微笑んでくれる。
以前の私なら、優斗さんへの気持ちも封印して断っていただろう。
この人となら、私は変われるのかも知れない。
今は何故かそう思えるようになってきていた。
「優斗さん、行きたいです。私も連れて行ってください。」
「うん。決まりだね。」