イケメン御曹司の甘い魔法


「芽衣、沢山食べているかい?」
優斗さんはフルーツをお皿に入れて、持って来てくれた。

「優斗さん、有難うございます。とても美味しいです。来ている皆さんも良い方ばかりで、素敵ですね。連れてきてくれて有難うございます。」

優斗さんは、私の頭をクシャっと撫でながら、微笑んでくれる。

「芽衣、俺も自分で驚いているんだ。今まで親しい友人に彼女を紹介しようなんて、思ったことも無かったんだ。でも芽衣は皆に紹介したいし、仲良くなって欲しいと思う。」

優斗さんが自分の親しい人達に紹介してくれるのはとても嬉しい。
優斗さんと少し近づけた気分になれる。

ただ、考えないようにしていたが、高宮部長が言っていたお見合いの話はとても気になっていた。部長は怒っていたようだが、何か理由があるのだろうか。

「芽衣、さっきの高宮部長の話だけど…」

優斗さんは少し気まずそうに、高宮部長がお見合いの話を持ってきた理由を話し始めた。
私が気にしていると思ったのだろう。

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