イケメン御曹司の甘い魔法

「藤堂、おまたせ~芽衣ちゃん驚くほど綺麗よ!惚れ直しちゃうかもしれないわ。」

圭太さんは、ドレスアップした私を優斗さんの所に連れて行ってくれた。


「----------------」


優斗さんは、何も言わず何故か私から目を逸らしてしまう。
やはり、私にはドレスが似合わないのだろうか…
少し凹んだ気分になる。
お世辞でも良いから綺麗と言って欲しかった。


「め---め---い、ごめん可愛すぎて直視できない…」

優斗さんの言葉に驚いた。
そんなことを言われると、顔が熱くなり心臓が煩く鳴りだしてしまう。

圭太さんは呆れた顔をして溜息をついた。
「もう---こっちが恥ずかしくなるわ。」

優斗さんも華やかなフォーマルスーツだ。
端正な顔がさらに引き立って、カッコ良すぎる…
眉目秀麗な男性とはこういう人を言うのだと思う。

パーティー会場に着くと、優斗さんは私の手を取り、自分の腕に掴まらせた。
「芽衣、なにも緊張しなくて良いからね、逸れない様に俺の腕を離さないように掴まっていてね。」

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