イケメン御曹司の甘い魔法
その日の夜
両親はホテルに泊まることになり、私もホテルで親子水入らず泊まることになった。
ホテルの部屋で落ち着くと、母が笑顔で話し始めた。
「芽衣、最初は驚いたけど、優斗さんはとても素敵な男性ね。お母さん驚いちゃったわ!」
確かに優斗さんは、眉目秀麗で素敵な男性だ。
お母さんが驚くのは、無理もない。
「うん。私も最初は手の届かない人だと思っていたから、驚いちゃったよ。」
「芽衣、それにあなた社長と分らないで、話しをしていたの?信じられないわ!」
確かに母の言うとおりだ。
優斗さんが私を恋人に選んでくれたことも、社長と知らずに話をしていたことも、すべて驚きだ。
「でも、芽衣は皆に愛されていることが分かったわ。お母さんは嬉しかったわよ。」
「お母さん、ありがとう…」
いろいろな事があったけれど、私は今とても幸せだ。