粗大ごみを拾ってしまった(番外編その2)大森VS巫女の壁ドン問題
<大森の事務所・>

爆弾が落とされた・・・!!
大森は息を呑んだ。

「それは・・・!」
大森が思わず声をあげた。

瞑王は頭を横に振って
「お前がはっきり断ってくれて、
良かったと思っている。

リシェルも・・
これであきらめがつくと思うよ。」

瞑王は驚きを隠せない大森に

「お前に会えると思って、
アレルギーを何とかしようと、
頑張っているのを知っているからさ・・・

俺からは、なかなか言えなくてね」

これは、まるで
現世で言うなら、
一国の姫が、奴隷に恋をするようなものだ。

瞑王も、
一国の王子か王のランクなのだろうが・・・・

「はぁーーーー」
大森は頭を抱えたが、
すぐに冷静に判断した。

俺の力で、どうこうできる話ではないのだ。

これは・・

瞑王は、大森の机に置いてある
ペンをクルクル回しながら

「リシェルは、明日帰すけど、
その前に
現世観光をさせてやりたいと思ってるんだ」

「でも、神社の神域から出られないのでは・・・・」

その問いに瞑王は

「俺が一緒に手をつないでいれば、バリアを張れるから、大丈夫だろう。

リシェルは薬も飲んでいるし。
それで大森もぜひ、
一緒に来てほしいのだが・・
リシェルが希望している」

瞑王はすがるような目つきで、
大森を見た。
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