粗大ごみを拾ってしまった(番外編その2)大森VS巫女の壁ドン問題
巫女の現世観光旅行・16-22ページ
<神社・リシェルと待ち合わせ>
瞑王と大森は指定の時間に、
例の神社の鳥居をくぐった。
神殿の脇の石段に、
ひとりの女の子が座っている。
「リシェル・・!」
瞑王が呼びかけると、
女の子はすぐに立ち上がった。
その姿に、
大森は心底驚いてしまった。
黒でまとめたゴスロリドレス・・・
アニメの美少女が、
実写版で登場したようだ。
黒の薄いチュールレースと、たくさんのリボン。
人形のようなドレス姿。
長い艶やかな黒髪を背にたらして、
頭には、
黒のレースのヘッドドレスがつけられていた。
「わお、リシェル、
すごいかわいいね!」
瞑王の称賛する声に、
美少女は黒のレースの手袋の手を
口にあてて、
恥ずかしそうに微笑んだ。
「獄界のアイドルファッション、
研究したんだ」
リシェルは小さくうなずき、
チラッと、大森を不安げに見た。
「すっごく似合っているよ・・
大森もそう思うよね」
瞑王は、大森に同意を求めたが・・・
大森は戸惑っていた。
この娘には俺が、
直接<拒否の意思表示>を、
すでにしているのだ。
彼女に何を言うべきか・・・・
大森は頭を軽く振った。
私情を挟むべきではない、
これも仕事の一環なのだ。
大森の口をついて出たのは
「リシェル様、
今日は、私が案内をさせていただきます。
都合により、私が離れて先導いたしますので」
すると、
リシェルは瞑王の上着を
引っ張って、身を少しかがませると、
彼の耳元で何かささやいている。
瞑王と大森は指定の時間に、
例の神社の鳥居をくぐった。
神殿の脇の石段に、
ひとりの女の子が座っている。
「リシェル・・!」
瞑王が呼びかけると、
女の子はすぐに立ち上がった。
その姿に、
大森は心底驚いてしまった。
黒でまとめたゴスロリドレス・・・
アニメの美少女が、
実写版で登場したようだ。
黒の薄いチュールレースと、たくさんのリボン。
人形のようなドレス姿。
長い艶やかな黒髪を背にたらして、
頭には、
黒のレースのヘッドドレスがつけられていた。
「わお、リシェル、
すごいかわいいね!」
瞑王の称賛する声に、
美少女は黒のレースの手袋の手を
口にあてて、
恥ずかしそうに微笑んだ。
「獄界のアイドルファッション、
研究したんだ」
リシェルは小さくうなずき、
チラッと、大森を不安げに見た。
「すっごく似合っているよ・・
大森もそう思うよね」
瞑王は、大森に同意を求めたが・・・
大森は戸惑っていた。
この娘には俺が、
直接<拒否の意思表示>を、
すでにしているのだ。
彼女に何を言うべきか・・・・
大森は頭を軽く振った。
私情を挟むべきではない、
これも仕事の一環なのだ。
大森の口をついて出たのは
「リシェル様、
今日は、私が案内をさせていただきます。
都合により、私が離れて先導いたしますので」
すると、
リシェルは瞑王の上着を
引っ張って、身を少しかがませると、
彼の耳元で何かささやいている。