【溺愛結婚】懐妊後、御曹司から猛烈に溺愛されています。〈完結〉
洗濯物を外のバルコニーに干した後、わたしは軽く朝ご飯を食べる。
「赤ちゃんにもたくさん栄養、あげないとだよね」
これからもっと大きくなるであろう我が子のためにも、わたしは精一杯頑張らないといけないね。
元気に産まれてきて来るように、わたしは頑張るからね?赤ちゃん。
そして今日も、検診の日。最近この検診の日がとても楽しみなんだ。
赤ちゃんが成長している姿をより感じれるから、本当に楽しみ。
「さ、行きますよ。赤ちゃん」
わたしは赤ちゃんにそう話しかけ、支度を終えた後に病院の検診に出かけた。
「高城透子さーん。診察室へどうぞ〜」
「はい」
診察室に入り、エコーで赤ちゃんの状態を確認する。
「順調に大きくなってるわね。だいぶ顔立ちもはっきりしてきてるし」
「はい」
「最近お腹のハリとかどう?」
そう聞かれたわたしは「確かにちょっと、あるかも……」と答えた。
「お腹のハリを抑える薬、念の為出しておきましょうか」
「はい。ありがとうございます」
それは助かる。お腹が張って変な感じがする時があったから、薬をもらえるのは良かった。