【溺愛結婚】懐妊後、御曹司から猛烈に溺愛されています。〈完結〉
我が子を思う気持ちは、わたしたちはいつだって同じだから。
こうして過ごしていく日々の中で、こんなにも誰かを思い、時には泣いたり笑ったり、幸せに感じたりすることがお互いにとっては毎日の日々の確かな幸せだから。
夫婦になって、絆を深めあって、支え合って。時にはケンカしたり、迷ったり、立ち止まったりもするけれど……。それでもわたしたちは、こうして過ごしてきた日々をちゃんと大切に思ってる。
夫婦として過ごしてきた毎日は、決して無駄なんかじゃないって。わたしはそう思ってる。
「……ねぇ、藍」
「何だ?」
「わたし、藍と出会えて良かったよ」
今なら本当に心からそう思える。大好きな人と過ごすこの日々は、大切な宝物。
「……それは俺のセリフだ。俺も出会えて良かったよ、透子に。透子のことだけを愛して、透子だけに愛される。 そんな幸せなこと、ないな」
藍はそう言いながら、照れくさそうに笑っていた。
「藍……。わたしは藍と、家族になりたい」
死ぬまでずっと、我が子と3人……?いや、4人か5人で、幸せになりたい。
これからもずーっと……。みんなで幸せになるの。