【溺愛結婚】懐妊後、御曹司から猛烈に溺愛されています。〈完結〉
え、何!?あの日の夜、わたしはあの男の子供を妊娠してしまったの……!?
な、なんてこと……!!
「そんな……」
わたしはあの男と二度と関わらないと誓ったのに、まさかこんなことになるなんて……。
わたし一体、どうすればいいの……?
そして記憶を頼りに思い出してみる、あの日の夜、あの男が言った言葉を……。
そうだ……。あの男は確か【透子は必ず、俺のものになる】そう言った。
え、ちょっと待って。まさかーーー。
あの男は最初から、こうするつもりだったってこと……?
わたしをからかってるんじゃなくて、本気でわたしを自分のものにするために、わたしを利用したってこと?
まさかあの日の夜、酔った勢いでわたしを抱いたのも、最初から子供を作るためだったってことなの?
ーーーあの男、やっぱりクズッ!
わたしをうまく利用して、自分の策略を作り上げるために、わざとわたしのことを酔わせて抱いたってこと!?
そして見事に、わたしを妊娠させることに成功したってことよね……?
なんて男なの。本当にクズすぎる。 絶対に許さない。
ムカつく!何なのよ……!