【書籍化&コミカライズ】身代わり聖女の初夜権~国外追放されたわたし、なぜかもふもふの聖獣様に溺愛されています~
「いえ、その……」
もしかしてモーリーンと間違われているのだろうか。
ちらりと横を見ると、神殿長がうなずいてくれた。
「皆、重要な話がある。聖宮を担当する者を全員広間に集めなさい」
「他の神官にもいずれわかることだが、聖女様のお世話をする皆には先に話しておきましょう」
神殿長から直々に、女性神官達に説明があった。
わたしとモーリーンが双子の姉妹であること。
先日の聖女継承の儀でモーリーンが聖なる水晶を光らせることができず、聖女として認められなかったこと。
そして、聖なる水晶の導きで、真の聖女がモーリーンの姉、わたしマリアーナであると判明したこと。
「双子の聖女様……」
二十人以上いるだろうか。
聖宮の広間に集まった女性神官達がざわめいた。
「……まさか聖女様が」
「やっぱり……」
途切れ途切れに小さなささやきが聞こえてくる。
もしかしてモーリーンと間違われているのだろうか。
ちらりと横を見ると、神殿長がうなずいてくれた。
「皆、重要な話がある。聖宮を担当する者を全員広間に集めなさい」
「他の神官にもいずれわかることだが、聖女様のお世話をする皆には先に話しておきましょう」
神殿長から直々に、女性神官達に説明があった。
わたしとモーリーンが双子の姉妹であること。
先日の聖女継承の儀でモーリーンが聖なる水晶を光らせることができず、聖女として認められなかったこと。
そして、聖なる水晶の導きで、真の聖女がモーリーンの姉、わたしマリアーナであると判明したこと。
「双子の聖女様……」
二十人以上いるだろうか。
聖宮の広間に集まった女性神官達がざわめいた。
「……まさか聖女様が」
「やっぱり……」
途切れ途切れに小さなささやきが聞こえてくる。