【書籍化&コミカライズ】身代わり聖女の初夜権~国外追放されたわたし、なぜかもふもふの聖獣様に溺愛されています~
「ヴォルフ、だめ」
「ん……」
「あっ……ん……もう……、ヴォルフ、もうだめ。待て、よ……、ヴォルフ。『待て』!」
ヴォルフがピタッと止まった。目をぱちくりとさせている。
反射的に言うことを聞いてしまったみたいで、自分でもなぜ止まったのかわからないらしい。
「ヴォルフ、またあとでね」
背後で、女神様も眷属神達も大笑いをしていた。眷属神達は獣の姿なので、おかしそうにおなかを抱えて吠えているのだけれども。
「はあ~、あの銀の狩人がしっかりしつけられてるとはね。いい夫婦だわ。笑った笑った」
ひとしきり笑った女神様が涙を拭きながら、改めて祝福してくれた。
「ヴォルフとマリアーナに女神レクトマリアの祝福をめいっぱい贈ります。可愛い仔眷属神をいっぱい作ってね」
女神様が片目をつぶり、意味ありげに目配せしてきた。
「はいっ!?」
えぇぇ、こ、仔眷属神……!?
「ん……」
「あっ……ん……もう……、ヴォルフ、もうだめ。待て、よ……、ヴォルフ。『待て』!」
ヴォルフがピタッと止まった。目をぱちくりとさせている。
反射的に言うことを聞いてしまったみたいで、自分でもなぜ止まったのかわからないらしい。
「ヴォルフ、またあとでね」
背後で、女神様も眷属神達も大笑いをしていた。眷属神達は獣の姿なので、おかしそうにおなかを抱えて吠えているのだけれども。
「はあ~、あの銀の狩人がしっかりしつけられてるとはね。いい夫婦だわ。笑った笑った」
ひとしきり笑った女神様が涙を拭きながら、改めて祝福してくれた。
「ヴォルフとマリアーナに女神レクトマリアの祝福をめいっぱい贈ります。可愛い仔眷属神をいっぱい作ってね」
女神様が片目をつぶり、意味ありげに目配せしてきた。
「はいっ!?」
えぇぇ、こ、仔眷属神……!?