「槙野だったら、何味にする?」
3-C。僕のクラス。教室の電気が点いていて、誰かが居るのが分かる。中を確かめなくても、それがヤヨちゃんと涼太だってことは、さすがに分かった。
教室の後ろのドアからそっと中を覗く。やっぱり、と思った。なんとなく中には入りづらくて、ドアの下に座り込んだ。
ヤヨちゃん達は教室の後ろの、個人ロッカーの所に居る。ドアの方まで近づいて来ないと、たぶん僕の姿は見えない。ただ、ドアが少しだけ開いているから、僕はギリギリ見えないくらいの、隣の教室の前のドアと、僕の教室の後ろのドアの間に座っている。
まるで空き巣みたいだ。何をやっているんだろう。何で僕は隠れたりしているんだろう。バレたらヤヨちゃんにすごく軽蔑されるかもしれないのに。
ドアが少し開いているし、ヤヨちゃん達がそう遠くない所にいるせいか、おまけに周りには誰も居なくてシンとしているから、嫌でも会話が聞こえてくる。途切れ途切れではあるけれど。
教室の後ろのドアからそっと中を覗く。やっぱり、と思った。なんとなく中には入りづらくて、ドアの下に座り込んだ。
ヤヨちゃん達は教室の後ろの、個人ロッカーの所に居る。ドアの方まで近づいて来ないと、たぶん僕の姿は見えない。ただ、ドアが少しだけ開いているから、僕はギリギリ見えないくらいの、隣の教室の前のドアと、僕の教室の後ろのドアの間に座っている。
まるで空き巣みたいだ。何をやっているんだろう。何で僕は隠れたりしているんだろう。バレたらヤヨちゃんにすごく軽蔑されるかもしれないのに。
ドアが少し開いているし、ヤヨちゃん達がそう遠くない所にいるせいか、おまけに周りには誰も居なくてシンとしているから、嫌でも会話が聞こえてくる。途切れ途切れではあるけれど。