スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました
「愛してる」と。

この手を離さない。

「彩、愛してる。」
「・・・」
もう彩は夢の世界に入っている。

時々、俺の胸の中で俺に気づかれないように静かに泣いていることを知ってる。
彼女の抱えているものの大きさはわからない。

今、彼女は俺にその抱えているものを分けようとはしてくれない。

この関係がもっと深まったら、彼女は俺に分けてくれるだろうか。

彼女の抱えているものを・・・。
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