スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました
「こんなとこで寝てたら風邪、ひいちゃうよ?」
はっきりとした意識。
再び目を開けるとそこには彩が俺をみていた。

いつの間にかソファで眠ってしまっていたらしい。

「ごめん」
「珍しい。渉がお昼寝するの。」
「そうか?」
「うん。」
確かにそうかもしれない。

「夢、見てた。」
「どんな夢?」
俺は体を起こして、俺の前に立っていた彩の手をひいた。

彼女の華奢な体は簡単に俺の胸の中に納まる。
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