スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました
「付き合って半年くらいの頃の夢かなー。」
「じゃあ・・・今から半年前くらい?」
「そう。」

あれから半年後、俺は彩から別れを切り出された。
正直、ずっとわからなかった彼女の抱えていたものがやっとわかったと、ほっとした感覚を覚えている。

俺が思っていた以上に大きなものを彼女は抱えていた。

でも、俺は決めていた。
彼女が俺のためにと別れを切り出そうとしたら、絶対に離さないと。

「どんな夢?」
胸の中で俺の方を見る彼女の手を握る。

「彩の夢。」
「私の夢?」
「そう」
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