スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました
花柄のエプロンをみにつけて、大きな体で腕くみする修平をみて思わずふっと笑ってしまう。

「なんや。なんでわらっとん?」
私の方を見て不思議そうな顔をしている修平。
「何でもない。」
言葉にせずに、視線をそらす私の方に修平は近づく。

「こら、言いたいことはちゃんと言う。」
私たちの間には付き合ったころからのルールがある。
それは思ったことはちゃんとその時に言葉にすること。

行きたい場所には行く、食べたいものは食べる。

それが私たちのルールだ。

過去に悲しい別れを経験した修平は特にこのルールに厳しい。
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