スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました
改修工事をする時、修平は将来を考えて、子供部屋をふたつ作った。
私には兄弟がいなくて、子供部屋はもとはひと部屋だった。
結婚してから少し経ち、いつ子供を授かってもいい状態だ。
いつか、修平と私の子供がこの家に生まれて、育つことを想像するだけで幸せな気持ちになれた。
「なんか、今日も顔色悪いな。少し休んどき。」
いつの間にかキッチンからリビングに来ていた修平が私をソファに横にして、ブランケットをかけてくれた。
「今日は黒谷シェフに任せろって言っとったやろ?大船に乗ったつもりで寝ておき。」
「ありがとう。」
私は遠慮せずに目を閉じた。
はじめは先輩に緊張したり、気をつかったり、遠慮をしてしまうこともあったけれど、”修平”と呼べるようになったころから、ありのままの私でいられている。
それは修平が作ってくれた二人の雰囲気や、関係があってこそだと思う。
私には兄弟がいなくて、子供部屋はもとはひと部屋だった。
結婚してから少し経ち、いつ子供を授かってもいい状態だ。
いつか、修平と私の子供がこの家に生まれて、育つことを想像するだけで幸せな気持ちになれた。
「なんか、今日も顔色悪いな。少し休んどき。」
いつの間にかキッチンからリビングに来ていた修平が私をソファに横にして、ブランケットをかけてくれた。
「今日は黒谷シェフに任せろって言っとったやろ?大船に乗ったつもりで寝ておき。」
「ありがとう。」
私は遠慮せずに目を閉じた。
はじめは先輩に緊張したり、気をつかったり、遠慮をしてしまうこともあったけれど、”修平”と呼べるようになったころから、ありのままの私でいられている。
それは修平が作ってくれた二人の雰囲気や、関係があってこそだと思う。