スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました
「おいで」
柚葉の体をギュッと抱き寄せて、さらに距離を近付ける永遠。
言葉にしなくても、永遠は柚葉の考えていることや思っていることをわかってくれる。

「大好き」
「愛してる。」
妻からの愛の言葉に、永遠はいつだって愛の言葉を返す。

少し照れ臭いけれど、それでもいい。

今しか言えないかもしれない。

いつだって二人はこの時間、一緒に過ごせることを、生きていることを奇跡だと思っている。
だからこそ、言いたいことは口にする。

「本当にわかってる?」
「あぁ。自信ある。」
「楽しみ・・・」
そう言って、柚葉は眠りに落ちる。
< 89 / 174 >

この作品をシェア

pagetop