幼馴染みに彼女が出来ました!
でも、"やめる"って言われなくてどこかホッとしている自分がいた。
お母さんにも、落ち着くまでお休みするって言おう。
確かに見た目は、普通じゃ無いかもしれないけど、私の他にも高校生の女の子も働いてるし。時間も短くして早く帰れれば続けられるかもしれない。
「芽生ちゃん、ちょっと待っててね」
「……」
「萌花~、ちょっといい?」
「……?」
前に、萌花に"学校名とか言うな"って
怒られたけど、こういう事だったんだ。
自分の危機感の無さに、浅はかさに大きな溜め息を吐き出した。
一体、誰なんだろう。
まさか、タレ目のお兄さん……なわけ無いよね。あの人いい人だし。でも、学校名とか聞いてきたし。
あ、お店でチラチラ見てきてた人、名前覚えてくれてた人他にもいるかな。
嫌いな人はいないのに、人を疑うのって凄く嫌な気分になるんだな。