幼馴染みに彼女が出来ました!
「あのね、写真が送られてきたの」
「どんな?」
「わ、私の学校の制服姿とかバイト中の隠し撮りで」
「うん」
「あと、時々だけど。見られてる感じがするときもあって……」
「うん、そっか」
イブの声がゆっくりとしたトーンでいつもより優しく感じて、泣きたくなんてないのに視界がぼやけてくる。
「芽生ちゃんバイトのやめるの?」
「……わかんない、お母さんはやめなさいって」
「うん」
「とりあえず、店長にも話してお休み貰ったんだけど……」
「そうだね。あぶないからやめた方がいいよ」
なんでだろう。イブにそう断言される事がカチンと腹立だしく感じた。