幼馴染みに彼女が出来ました!



「芽生ちゃんが面接に来た日、あの子すごく慌ててたわ。今までに見たこと無いくらい取り乱して」


"思い出しても笑っちゃうわ~"店長がくすくすと笑みを溢す。



「明るくなって表情も増えたけど、芽生ちゃんが来てからもっと色んな顔見せてくれるようになったのよ」

「えっ」

「芽生ちゃんが接客中、とても心配そうに見てたし」

「えー、」

「あなたが、その写真が送られてきた話をした時。萌花ね、凄く心配して真っ青になってた」

「……」

「芽生ちゃんが大切なんだなって」

「まぁ、幼馴染みですから」

「ふふっ、それは芽生ちゃん次第じゃないかしら」





ーーイブは私にやめて欲しいんだーー

ーー良かったね……、思い通りになってーー



心配してくれてるって分かっていたのに。あの時、イブの都合がいいと責めた自分が情けない。






「え、芽生ちゃん何やって……?」



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