幼馴染みに彼女が出来ました!
「ここのパフェが可愛いんだよ」
萌花が連れてってくれた場所は、つい数日前に店長と一緒にきたお店。
思わず、下を向いて肩を震わせてしまった。
「何で、どうしたの芽生ちゃん?」
きっと萌花も、何かあった時に店長に連れてきて貰った事があるのかな。
「萌花も元気なくなると、ここに来るの?」
「時々だけど……」
「うん、嬉しくて笑っちゃった」
「はぁ?」
「すみません、このシロクマパフェとクリームカプチーノ。それと、森のデザート5種お願いします!」
手を挙げてオーダーを頼めば、萌花が目を丸くする。
「芽生ちゃん、頼みすぎだって」
「萌花が奢ってくれるんでしょ?私の事、慰めてくれるみたいだから」
「う、……うさぎパフェとココアで……」
納得いかない感じで萌花も続けて注文を店員さんにお願いをしていた。