幼馴染みに彼女が出来ました!
イブのクラスのドアから中を覗けば、教室に生徒は残ってるものの当の本人の姿が見あたらない。
「あれ、いない。どうしたんだろ」
「えー、何で?」
2人でそんな会話をしていれば、
「あのー、情報科は今日6時間なんです」
なんて後ろから声をかけられた。
どこかで聞いたことがあるような声。
眼鏡をかけた、散髪したてみたいなしっかり揃った黒髪で、真面目そうなタイプの男子だった。
「イブキくんなら、5時間目から保健室に行ってますよ」
続けて、そう言葉が続けられるからイブの友達なのかな。
「あ、ほんと?ありがとー」
「んじゃ芽生、保健室行ってみよっか」
「あ、うん」
今度は2人で保健室へと向かう。
スマホも見てないみたいだし、イブ、もしかして具合悪いのかな。