幼馴染みに彼女が出来ました!
「可愛い制服なんて似合わないなんて言って、本当にごめん」
「あー、そんな事も言ってたね」
でもあの時、イブが何で"そんな事"を言ったのか今なら分かる。
「同じバイト先だって気付いたからでしょ?あんたの彼女と」
「う、うん……」
「もー、そういうの先に言ってよね」
最初に言ってくれれば、お互いにあんな馬鹿な言い合いなんてしなかったのに。くだらなくて溜め息がもれる。
「芽生ちゃん、バイトやるの?」
「うーん、ちょっと悩んでて。私に出来るかなって」
「結構、大変らしいよ。変な人も来るみたいだし」
「変な人って?」
「しつこく触ってこようとする人や。触らない、触らせないが基本なんだけどさ!変な奴にストーカーされたり」
「うーわー。やっぱり、やめておこうかな」
「だろ?」
「でもさ、萌花ちゃんは頑張ってんでしょ?そんな大変なバイト」