幼馴染みに彼女が出来ました!
「ねぇ、あんな可愛い子とどうやって出会ったの?」
「……おやすみ」
「ちょっと位、教えてくれたっていいじゃん」
「秘密」
「ケチ。でも、おばさんがいたら喜んだだろうね」
「……どうだろうね」
なんてイブが苦笑い気味に白い息を吐く。
幼なじみといっても、ずっと関わっていなかったし、今だって特別仲がいい訳じゃない。
小さな頃から知っている筈なのに、知ってるつもりだったけど、結局は何も理解していなくて。
お互いに違う時間を過ごして、違う世界を築いて。通過点にしか過ぎないから、それは当たり前のことなんだけど少し寂しく感じた。