幼馴染みに彼女が出来ました!
「紗央は先輩ともうキスした?」
「えっ……」
昼休み。今日は天気がいいから中庭でお弁当食べようね、なんて3人で外に出てきていた。
突然の質問に紗央の頬が赤く染まっていく。
「どんな気分になった?」
「えー、どんなって。普通だよ」
「ねぇ、気持ち良かった?」
「……きっ、きもち??」
「ねぇ、ふわふわしてた?」
あまりにも私が迫るように質問を投げ掛けていくから、紗央は耳を鬱いで丸まってしまい、あかりが止めに入る。
「ちょっと、芽生どうした? 」
「私とキス出来る?今、ここで!!」
あの日からどうも私はおかしくなっていて。
彼女の柔らかい唇を思い出すだけで、ほわんとしちゃう。
よくよく考えると、イブと間接キスになっちゃうんだけど。