幼馴染みに彼女が出来ました!



「ねぇ、今度萌花ちゃん遊びきたら私も呼んでよ」

「無理だよ」

「ねぇ、萌花ちゃんってさ」

「しっ、芽生ちゃんうるさい。黙って。今いいとこだから」

「……」


結局その後は、パソコンの画面のミミリンに夢中になって延々と動画をフルで見続けてーー。







意識がぼやけて、気が付いたらコタツの中で眠ってしまってたらしい。

上半身を起こすと、隣でイブもすやすやと寝ていて、途中で寝落ちしたことが分かる。



「うわ、帰んなきゃ……」


時計を見ると、もう夜中の3時で流石に家に戻らなきゃいけない。



テーブルの上のパソコン画面は、まだマジカル少女ミミリンの動画が流れている。何話目だろ……?

話はだいぶ進んでしまっているようだ。



「ね、イブ。私帰るね」

「んー……」


ゆすっても起きる感じが全然しない。

パソコンもつけっぱなしじゃマズイし、動画を止めるためにマウスに手を伸ばした。


< 70 / 225 >

この作品をシェア

pagetop