ときめきの香りは貴方ですか?
【愛里の本当の実力】
半年が過ぎ、会議室で、私の今後の業務について、永富さんと久木さんと3人で打ち合わせをしていた。
「そろそろ大学訪問や会社説明をしたり、外部の人と打ち合わせしたり仕事の幅を広げようか。少しずつ慣れたらいいから」
永富さんに言われると、心強い。部下思いで私は幸せだ。
その時、永富さんの携帯に電話がかかってきた。
「城崎?」
相手はさっきイベント会場に向かった城崎さんからだった。
「もしもし?・・・うん・・・うん・・・。そうか、でも僕はどうしても席を外せない打ち合わせがあってね・・・状況はわかった。またすぐに連絡する」
そう言って電話を切って、少し考えてから私に話かけた。
「今日のイベント、外国語大学のイベントで、うちの会社にとっては、グローバルなところもアピールするチャンスなんだ。でも、冒頭スピーチする中間さんが渋滞につかまって、到着が開始30分後くらいになるそうなんだ」
永富さんは、ゆっくりと私に言い聞かせるように話を続けた。
「通常なら、城崎がなんとでもするだろうけど、冒頭の挨拶が英語なんだ。読めても発音ができてないと、冒頭でこのイベントは終わる。僕に来て欲しいって言われたけど、今から社長と大事な取引先の役員と打ち合わせがあるんだ。どうしても外せなくて、ぶっつけ本番になるけど、風谷さんにしか出来ないことなんだ。原稿は、事務所に待機してる中河さんに、城崎から連絡入るから、準備出来次第来ると思う」
「そろそろ大学訪問や会社説明をしたり、外部の人と打ち合わせしたり仕事の幅を広げようか。少しずつ慣れたらいいから」
永富さんに言われると、心強い。部下思いで私は幸せだ。
その時、永富さんの携帯に電話がかかってきた。
「城崎?」
相手はさっきイベント会場に向かった城崎さんからだった。
「もしもし?・・・うん・・・うん・・・。そうか、でも僕はどうしても席を外せない打ち合わせがあってね・・・状況はわかった。またすぐに連絡する」
そう言って電話を切って、少し考えてから私に話かけた。
「今日のイベント、外国語大学のイベントで、うちの会社にとっては、グローバルなところもアピールするチャンスなんだ。でも、冒頭スピーチする中間さんが渋滞につかまって、到着が開始30分後くらいになるそうなんだ」
永富さんは、ゆっくりと私に言い聞かせるように話を続けた。
「通常なら、城崎がなんとでもするだろうけど、冒頭の挨拶が英語なんだ。読めても発音ができてないと、冒頭でこのイベントは終わる。僕に来て欲しいって言われたけど、今から社長と大事な取引先の役員と打ち合わせがあるんだ。どうしても外せなくて、ぶっつけ本番になるけど、風谷さんにしか出来ないことなんだ。原稿は、事務所に待機してる中河さんに、城崎から連絡入るから、準備出来次第来ると思う」