【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
すると、その時ケーキを口にした眞白くんが、くるっとこちらを振り向いたかと思うと。


「うわ、このケーキ超うまい! 乙葉、やっぱり天才だね」


目を輝かせながら大げさすぎるくらいに褒めてくれたので、内心すごくホッとして嬉しくなった。


「ほんと? よかったぁ」


「いやほんと、乙葉の作るケーキは最高に美味しいよ。毎日食べたいくらい」


「そ、そんなに?」


「うん。せっかくだから乙葉も一口食べる?」


眞白くんに聞かれて、とっさに両手を横に振る私。


「いや、私は大丈夫だよっ」


「遠慮すんなって。せっかくだから食べよ。ほら、あーん」



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