【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
ベッドから起き上がり、ベランダの前の大きな窓のカーテンを開け、外の様子を確認する私。


そしたら次の瞬間、ピカッと外がまぶしく光ったかと思えば、ゴロゴロと嫌な音がして。


「きゃあぁぁっ!」


雷が苦手な私は、思わずビクッとして悲鳴を上げてしまった。


ど、どうしよう。怖いよ……っ。


――ドンドン!


すると、そんな時誰かが部屋のドアを強くたたく音がして。


「おい乙葉、どうした!?」


よく聞くとそれは楓くんの声だったので、私は急いで鍵を外し、ドアを開けた。


そして、心配そうな顔で尋ねてきた楓くんの服に、とっさにギュッとしがみついてしまって。


「た、助けてっ。雷が!」


「……っ」



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