【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
ど、どうしよう……。


部屋のベッドの下に布団を敷いて、九条兄弟と三人並んで寝転がる。


この寮の部屋、1部屋がそれなりに広いから、こんなふうに布団を並べて敷いても全然問題なくて。


だけど両隣に男の子が寝ているというのは別の意味でドキドキしてしまって、なんだか落ち着かなかった。


心強いことは間違いないけれど、結構恥ずかしいよ。


それに二人ともなぜか、私のほうを向いて寝転んでるし。


そんなわけでどちらを向くわけにもいかず、仰向けになりながら、そっと目を閉じる私。


そしたら次の瞬間、眞白くんが横から手をギュッと握ってきて。


ドキッとして振り向くと、私をじっと見つめながら優しく笑う彼。


「大丈夫。僕が手握っててあげるから」


「えっ……う、うん。ありがとう」



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