【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
えっと……この人はたしか、大島くんだっけ? 久しぶりに見たかも。


「あっれー? 誰かと思えば乙葉ちゃんじゃん! だったら許してあげる」


「ご、ごめんね。ボーっとしてて」


「いいのいいの。それにしても、相変わらず可愛いね~」


なんて、ニヤニヤしながらポンと肩に手を置いてくる大島くん。


「俺の名前、覚えてる?」


「え、えっと……大島くん、だよね?」


私が答えると、彼は嬉しそうに満面の笑みを浮かべて。


「わぁ、ちゃんと覚えてくれてんじゃん! さすが、運命感じるわ~」


いきなりグッと顔を近づけてきたので、少したじろいでしまった。



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