【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
「っていうか、今の大島。マジであいつには関わるなよ。絶対誘いに乗ったりしたらダメだからな」
その表情がいつになく怖かったので、圧倒された私はわけもなく敬語になってしまった。
「……はいっ」
なんだろう。楓くん、大島くんのこと、やけに嫌ってるみたいだな。
でも、私も彼のことは苦手だし、あまり関わらないようにしたほうがいいよね。
「ほら、戻るぞ」
楓くんが私の腕をギュッと掴み、歩き出す。
「あ、うんっ」
その姿がなんだか保護者みたい、なんて思いながらも、ちょっと嬉しくなる。
結局また助けてもらっちゃった。いつも私が困ってると気づいてくれるから、楓くんはすごいな。
それだけいつも、気にかけてくれてるってことだもんね。
宿泊学習、今のところとっても平和に過ごせてるけど、このまま何事もなく楽しく終われるといいなぁ……。
*
その表情がいつになく怖かったので、圧倒された私はわけもなく敬語になってしまった。
「……はいっ」
なんだろう。楓くん、大島くんのこと、やけに嫌ってるみたいだな。
でも、私も彼のことは苦手だし、あまり関わらないようにしたほうがいいよね。
「ほら、戻るぞ」
楓くんが私の腕をギュッと掴み、歩き出す。
「あ、うんっ」
その姿がなんだか保護者みたい、なんて思いながらも、ちょっと嬉しくなる。
結局また助けてもらっちゃった。いつも私が困ってると気づいてくれるから、楓くんはすごいな。
それだけいつも、気にかけてくれてるってことだもんね。
宿泊学習、今のところとっても平和に過ごせてるけど、このまま何事もなく楽しく終われるといいなぁ……。
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