【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
二人が即答するのを聞いて、男子たちがはやし立てる。


「信じらんねぇよなぁ。あんなモテるのに。入学以来女子からの告白全部断ってるらしいぜ?」


「羨ましい~。一人くらい俺に分けてほしいんだけど」


「その中に、付き合ってみたいと思う子とかいなかったの?」


美奈ちゃんが尋ねると、眞白くんがにこやかに答える。


「うん。だって、好きでもないのになんとなく付き合うとかは、したくないじゃん」


「そっかー。そういう真面目なところも素敵」


すると、続けて梓ちゃんが大きな声で。


「じゃあ、好きな子はいるの?」


その質問には、思わず耳を澄ましてしまう自分がいた。



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