【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
「おいおい、何言ってんだ九条のやつ。ばっかじゃねぇの」
すると隣に現れた大島くんが呆れたような顔でそう呟いたかと思うと、今度は中庭にいる楓くんに向かって大声で叫んだ。
「おい、バカ九条! 何危ないことさせようとしてんだよ。お前、そんなんじゃボディガード失格だぞ! だいたいお前は乙葉ちゃんに馴れ馴れしすぎんだよっ。ほんと何様なんだっつーの!」
しかしながら、そんなの聞いちゃいないという感じの楓くん。
「乙葉、早く!」
私はそんな彼のまっすぐな瞳を見ていたら、なぜだか吸い寄せられるような気持ちになって。
気が付いたら、窓に足を乗り上げ、そこから勢いよく飛び降りていた。
「え、おいっ!」
すると隣に現れた大島くんが呆れたような顔でそう呟いたかと思うと、今度は中庭にいる楓くんに向かって大声で叫んだ。
「おい、バカ九条! 何危ないことさせようとしてんだよ。お前、そんなんじゃボディガード失格だぞ! だいたいお前は乙葉ちゃんに馴れ馴れしすぎんだよっ。ほんと何様なんだっつーの!」
しかしながら、そんなの聞いちゃいないという感じの楓くん。
「乙葉、早く!」
私はそんな彼のまっすぐな瞳を見ていたら、なぜだか吸い寄せられるような気持ちになって。
気が付いたら、窓に足を乗り上げ、そこから勢いよく飛び降りていた。
「え、おいっ!」