【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
再び私が謝ると、さらに腕にギュッと力を込める楓くん。


「なぁ、頼むからさ、俺の目の届く範囲にいてくんない?」


「えっ?」


「じゃないと俺の寿命が縮まる」


なんて、思いもよらないことを言われて、また心臓がドキッと跳ねる。


ちょっと待って。寿命が縮まるだなんて。そんな、大げさな……。


すると楓くん、そっと私から腕を離したかと思うと、じっと顔を覗き込んできて。


「もう絶対、他の男に触らせないって約束して」


真剣な表情でそんなふうに言うものだから、私は思わず顔がかぁっと熱くなって、言葉を失ってしまった。



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