【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
「はぁ……」


お風呂上がり、自分の部屋のベッドに寝転がって一人でくつろぐ。


今日は入学式だったし、慣れない環境だからやっぱり疲れたなぁ。


それに九条兄弟と一緒にいたせいで、初日から私までさっそく目立っちゃったし。


あの時眞白くんが堂々とボディガード宣言をしたから、彼らを目当てに集まってきたファンの女の子たちは騒然としてたみたいなんだけど、おかげでいろんな子に話しかけられて、少しだけ女の子の知り合いもできたんだ。


あくまでもこれはパパの頼みで、付き合ってるとかそういうのじゃないって言ったら安心してくれたみたいだし。


もちろん怖い目で睨んでくる人もいたけれど、あの二人の人気ぶりを考えたらそれも仕方ないのかなと思う。


私だっていまだにこの状況が信じられないから。



< 24 / 350 >

この作品をシェア

pagetop