【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
そう言いながら後ろからギュッと抱きついてくる眞白くん。


「ひゃっ」


その横から阻止するように手を伸ばしてくる楓くん。


「おい、やめろ。離せよバカ」


こういうのもいつものやりとりといえばそうだけど、なんかいちいちドキドキしちゃって、私ったら変だな。


今だって、楓くんが眞白くんにヤキモチを焼いているみたいに見えて、ちょっと嬉しいって思ってしまった。


うぬぼれちゃいけないとは思うけど、最近の楓くんがあまりにも優しいから、勘違いしてしまいそうな自分がいるよ。


*


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