【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
眞白くんが紹介するのを聞いた彼女は、そのボディガードという言葉に、強く反応したみたいで。


「うん。まぁなんていうか、見張り役みたいな感じ? でも、普通に仲良しだよね」


眞白くんにポンと肩を叩かれ、照れながら頷いたら、その瞬間有栖川さんの表情が少し曇ったように見えた。


「へぇ……。そうなんだぁ」


「あ、四ノ宮乙葉です。よろしくお願いしますっ」


慌ててぺこりと頭を下げ、挨拶をする私。


すると彼女は、すぐさまニコッと満面の笑みを浮かべると。


「うん、よろしくね。あ、私のことは由良でいいよ」


意外にもフレンドリーに返してくれたので、すごくホッとして嬉しい気持ちになった。



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