【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
放課後、寮に帰った私は、制服からルームウェアに着替えると、いつものようにお菓子作りを始めた。


色々考えたけれど、やっぱり私にできることと言えばこれだから、楓くんと話すきっかけを作るためにも、またお菓子を作って食べてもらおうと思って。


チョコが好きな楓くんのために、たくさんチョコチップを入れたカップケーキを焼くことに。


カップケーキは割と簡単だから、短時間ですぐにできる。


「よし、できた!」


焼き上げたケーキをオーブンから取り出し、試しにぱくっと一口味見してみる。


すると、思ってた以上においしくできあがっていて。


楓くんに早く食べてもらいたくなった私は、さっそくスマホで彼にメッセージを送ってみることにした。


【チョコチップ入りのカップケーキを焼いたから、食べてもらえないかな?】



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