【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
そういえば、今日も帰りは由良ちゃんと一緒だったんだっけ。
ということは、今ごろ由良ちゃんとどこかに出かけてるってことなのかな……。
二人が一緒にいる姿を想像したら、また胸が苦しくなってくる。
しかも、『遠慮しとく』だなんて、初めて言われたよ。
今までは、すぐに食べに来れなくても、『俺の分も取っといて』とか言ってくれてたのに。
やっぱり楓くんは、私のことを避けてるのかも。
お菓子も受け取りたくないってことは、今は私と話したくないって思ってるのかな。
焼きたてのカップケーキを見つめながら、じわじわと目に涙が浮かんでくる。
これで仲直りできるかもなんて、期待してた自分がバカみたいで。
「……っく」
思わず顔を両手で押さえたら、その時誰かが部屋のドアをコンコンとノックする音が聞こえた。
ということは、今ごろ由良ちゃんとどこかに出かけてるってことなのかな……。
二人が一緒にいる姿を想像したら、また胸が苦しくなってくる。
しかも、『遠慮しとく』だなんて、初めて言われたよ。
今までは、すぐに食べに来れなくても、『俺の分も取っといて』とか言ってくれてたのに。
やっぱり楓くんは、私のことを避けてるのかも。
お菓子も受け取りたくないってことは、今は私と話したくないって思ってるのかな。
焼きたてのカップケーキを見つめながら、じわじわと目に涙が浮かんでくる。
これで仲直りできるかもなんて、期待してた自分がバカみたいで。
「……っく」
思わず顔を両手で押さえたら、その時誰かが部屋のドアをコンコンとノックする音が聞こえた。