【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
その力がよほど強かったのか、大島くんは痛そうに声をあげると、すぐさま私から手を離した。
楓くんはそこですかさず私の体をサッと自分のほうへと抱き寄せると、大島くんにむかって低い声で言い放つ。
「わかったらもう乙葉に近寄るんじゃねーよ」
なんだかまるで、ヒーローにでも守られているかのようで、内心すごくドキドキしてしまった。
楓くんったら、最初はあんなこと言ってたのに、ちゃんと私のことを守ってくれるんだ。
どうしよう。嬉しくてちょっと感激しちゃうよ……。
「楓くん、あの、本当にありがとうっ」
大島くんが去っていったあと、楓くんにお礼を言ったら、彼は呆れたようにはぁっとため息をつく。
そして怖い顔で。
「お前なぁ、なに一人で勝手に出歩いてんだよ。一人になるの禁止だっつっただろ」
「ご、ごめんなさい……!」
「ほら、さっさと部屋戻るぞ、バカ」
楓くんはそこですかさず私の体をサッと自分のほうへと抱き寄せると、大島くんにむかって低い声で言い放つ。
「わかったらもう乙葉に近寄るんじゃねーよ」
なんだかまるで、ヒーローにでも守られているかのようで、内心すごくドキドキしてしまった。
楓くんったら、最初はあんなこと言ってたのに、ちゃんと私のことを守ってくれるんだ。
どうしよう。嬉しくてちょっと感激しちゃうよ……。
「楓くん、あの、本当にありがとうっ」
大島くんが去っていったあと、楓くんにお礼を言ったら、彼は呆れたようにはぁっとため息をつく。
そして怖い顔で。
「お前なぁ、なに一人で勝手に出歩いてんだよ。一人になるの禁止だっつっただろ」
「ご、ごめんなさい……!」
「ほら、さっさと部屋戻るぞ、バカ」